外食産業のアレコレ
仕事に嫌気がさして
ここ最近
仕事で凄いなぁと感動することも羨むこともなく
もちろんうちなんかより「凄い」会社は世の中にたくさんあるのだけれど
それこそ昔、ワタミさんの本を読んだり牛角の店舗展開を見て
カッコいい凄いと感動して
自分もいつかそんな会社にしたい!と思った気持ちは昔ほど全く無く
会社をデカくするとか
店舗を沢山増やすとか
全てが金儲けと言う名の欲の先にあるものにまったくもって魅力を感じず
それこそ
社会貢献なんていう偽善の塊には吐き気すらする
なんでそう思うようになったかはわからないが
あまりにもこの数年間で傷つき過ぎたと言うとなんとも悲劇のヒロインぶった言い方になってしまうが
現実に家族と称えている従業員との攻防が僕を冷めさせたのは事実少しは関係している
だからと言って経営者をやりながらその覚悟がなかったわけでもないし、今さら嫌になったとか投げやりになるつもりはこれっぽっちもない
ただそれを重要視した時に最初に来るのは
自分(会社も含む)が儲けることではなくなったのと、あくまでも儲けはその後の社員のためにのみ投資するべきだと本気で思っている
なんなら僕は特に欲しいものはもうない
だから周りの会社が
やれ店舗展開だ売上だFL比率だと騒いでいることに昔程興味もなくなったり無関心になった
なにより今さら
串カツ田中が禁煙店舗とか騒いでいるけどうちはこうなることを予測して5年前から実施していたし、
鳥貴族が週休二日を実施できてないのに完全週休二日制を歌っているけどうちは遠の昔から本当の週休二日だ
飲食が社会保険を加入させないのが当たり前だった10年以上前からマイナンバーを予測して強制加入させていた
何を今さら大企業が雁首並べてやってて当たり前のことをさも特別なことでも始めるかのように騒がれていることには茶番しか感じない
外食の大企業がこぞって上の事をやられたらうちなんて太刀打ちできなくなる
なのにデッカい会社の社長さんはどうやら自分の夢と私利私欲に夢中でお客様の健康と従業員の本当の幸せはどうでもいいみたいだ
そんな最先端のはずの会社に憧れるはずもなく
それも会社経営に魅力と夢を感じなくなった原因の1つかも知れない
目指したい会社や目標にしたい会社あこがれる会社があまりにも無さすぎる
大きな話で言えば現代最強と言っても過言ではないAppleの創業者スティーブ・ジョブズの彼の死があまりにも「幸せ」とは程遠いものに見えて仕方なかった
あそこまでやって幸せな人生を送れないのならば経営者が必死に会社をデカくする意味などあるのだろうかと思えてならない
しかし最近久しく感じていなかった心が震える出来事があった
ニューヨークで100年以上の歴史を持つ最高峰のステーキに君臨する
現在の日本のステーキブームのウルフギャングステーキ・ベンジャミンステーキの元祖と言っても過言ではない
ピータールーガー
(Peter Luger Steak House)
の日本での経営ライセンス契約をした会社がある
つまり近い将来
日本でピータールーガーが食べれる様になってしまうのだ
定かではないが2020年?ぐらいに開店予定らしい!!(僕はアメリカ行くのに日本で2年後に食えるのかよっw)
店を1軒オープンするのに2年もかかるところがまた魅力でカッコいい
今年下半期でいきなりステーキが100店舗出すとか言ってるのにはまったくカッコいいとも思わなければ魅力を感じない
先日そのピータールーガー日本上陸の速報を目の当たりにした時は
久し振りに仕事に関わる事で鳥肌が立った
こんなカッコいい事が出来るなら会社経営にも魅力がまだまだある
他人の会社や仕事を見ていて久しぶりにカッコいいなぁと震えた出来事だ
こういうことが出来ちゃうなら仕事も経営もまだまだ捨てたもんじゃなくて夢がある
もちろん僕にはこんな大きな事はできないけれど
僕には僕の出来る形で仕事で世界へ
目の前のことを一つ一つ繋げて行こう
点を線へ 線は面へ 面は体になる.