UTMB前最後の実走
UTMB３週間前
おバカな僕は不安という言葉に流されて
レースの1日前までトレーニングしてしまうこともあったから
最近は少しだけ利口なフリをして３週間前ぐらいから調整し始める
とは言え、現実は単純にもう練習時間があまり取れないというだけ
やっぱり最後は埼玉越生
レースで行ったモンブランも含めてここがトレランするのに絶対に一番キツイと思ってる
そんなに標高もあるわけでもないのになぜなのか確かな答えは未だわからず
とにかく走ればわかる
ここを走ればわかる
いや…ここを走ってれば必ず強くなる
速攻で先週の富士山山頂までよりキツいことを思い知らされる
なぜ…(-｡-;
50㎞以上実走できるのは最後の予定だったので80㎞以上あわよくば100㎞行こうと期待してスタート
今日は必死に走るより
100mileのペースを自分なりに体感することが目的
今更必死に走っても心肺機能は３週間じゃもう強くはならない
それにそっちは十分やって来た
それに今日は体重のかけ方を利用して試したい走り方がある
一見走りとは関係のなさそうな先生に秘密の特訓をして来たのだ
まだ試してないが半信半疑でなんでもできることは取り入れてみたい僕は試す
あまりにも楽に走れてビックリする
まだ使い方に練習の余地はあるものの
1回目でここまで体感できるのは凄い
前に公園でフラフープの大道芸人が言ってた
「全てのスポーツは力じゃなくて物とのタイミング」
ランナーなら足が地面を蹴るタイミング
スイマーなら水？
自転車ならペダル？
野球ならボール？
フラフープはその典型的な物らしい
あの30分の1回で30万稼ぐ大道芸人のその言葉がそれから忘れられず
なんせそのタイミングが何よりヘタクソな僕が必死に今だにそれを意識してる
多分だけど思うのはランナーでもトレランでも
そんなに筋力があるようには思えないのにズバ抜けて速い人って
そのタイミングの使い方を才能として持っているのだと思う
あまり持って生まれた才能ってものを認めたくなくて
才能より努力
だと本気で思っているけれど
例えばなんの練習もなく歌が上手い人ヘタな人って
リズム感っていうタイミングを確実に持っているか持っていないかだ
何を隠そうそのリズム感がなくて歌が下手な僕はその重要な『タイミング』が下手だから練習して補うしかない
絶対音感持ってる人には勝てなくてもそこそこ聞かせられるようないはなる…はず。
だから今走ることでも練習してることはそれ
昨夜もそれを意識して登りが格段と力も使わず心拍も上がらず実践できた
のも束の間
ありえない蒸し暑さは全く水分を吸収しなくなり
エイドで寄ったホテルは持参したベースパスタのお湯すら入れてくれない
僕「有料でもいいからお湯ください」
店員さん「館内そもそも飲食禁止です」
チーン
50㎞ 累積標高約3000m 時間９時間
補給食ゼロ
無添加缶詰２缶
ここ最近、人工物の入った食べ物
ジェルとか栄養ドリンクも飲まないようにしているから体の調子はいいのだが
持ち歩いて食えるものが限られる
その分、水分ばかり取ってしまい
吸収しなくなり汗が止まらなくなる
これ脱水症状？熱中症？
頭が痛い
脱水症状と熱中症についてもう少し知識を持っておこう
このコースの新たなツラさを再認識
補給ポイントがスタート地点含めてコンビニもない
脱水なのか持ってた補給食も一口も食べれずただただ頭が痛くて
珍しく昨晩からお腹の調子が悪かった僕は50㎞地点で電車が見えて即退散
せっかく持ってたのに一つも食べれず
得るものもあったから良しとするか
足のダメージはなし
