人生苦なくして楽なし〜長榮潔〜

“Both” L.A2/2

 
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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

物件探し in ロサンゼルス


さてトレーニングの話は前回の①部で書きました

長いので2部に分けて

今回は本題のお仕事の話

物件探しは飲食店にとって大変重要な事
ゴキゲン鳥を下北沢に1号店オープンした時は
1年近く物件だけ探してた
それでも妥協せず諦めず見つけたあの物件は今でも思いが強くて
その5年後あんな形で不動産屋に半ば強制的に追い出されたことは
僕の経営者人生の中でもトラウマの1つで
情けないが今でもあのお店の前を通るのは気が引ける

ある大手そばチェーンの社長は
「外食産業は飲食業に非ず不動産業だ」
とまで言ったほど物件の選定は重要である

だけれど僕は思ったんだ
大手ほどお金の出せない企業が1流の場所には借りられず2流の穴場を求める
かつ大手ほどのデータも経験もない
国内でも当てるのは難しい
うちでも良いと思った物件が集客に苦労してイマイチかなと思った物件が当たったりする
つまりわからないのだ
それが海外の知らない地域になってみろ
もはやなんだかわからない

てことでサイコロでも振って決めようと思うんだ

詰まるところ
僕らは不動産業ではなく飲食業だ
与えられた相応のその場所でどう自分の最大限の飲食業をやるか
それに尽きる気がしてならない

さぁサイコロを振りに行こう!!

なぜ海外出店にこだわるのか?



もう100回ぐらい言ってますが
なんでわざわざ大変な思いをして海外出店にこだわるのか

ロサンゼルスが昔から大好きなわけでもアメリカン・ドリームが掴みたいわけでもなければ、むしろ日本大好きできれば出て行たくない

日本はご飯は美味しいし、街も清潔で、素敵な大自然も沢山ある、何と言ってもトイレのウォシュレットは欠かせない日本唯一無二

なのになぜ海外出店にこだわるのか?

それはほぼ99%の確率で日本は経済破綻するであろうから
いやむしろもう日本は経済破綻していると言っても過言ではない

政治家は自己の既得権の保持に必死で
上場企業は社会貢献と株主利益なんて考えてない企業ばかり
自然は破壊され続けているのに目先の利益で誰もやめられない
日本中に猛毒の食べ物が溢れているのに毎日口にして
原発に反対する企業の社長は莫大な電気を消費する事業を拡大し
外食産業は目先の利益にデフレの偽物を追求し続け
国の借金は1000兆円を超え日々200億円以上が増えているのに誰も興味がない

そう
誰もがこの現状に耳を傾けず目を逸らすどころか初めから見ようともせず
政治家の不祥事には文句を言うのに選挙には行かず
まるで他人事のように自分には関係ないと思ってる
それは政治でも国政でも社会でも会社でも家庭でさえも
全ては他人事のように自分には無関係だと思ってる現代の象徴だ

日本はこんなに豊かだから大丈夫だろう
もしもなんか起きてもきっと誰かがなんとかしてくれる
今も昔も神風なんてないのにそんな魔法みたいなことが本気で起きると思ってる

歴史は必ず繰り返す
人間はそれほど愚かだ

60年前神風なんて吹かなくて誰も想像しなかった戦争での敗戦が起きたように
60年後の現代こんどは戦争ではないが経済戦争で敗戦が起きるのだ

いや、この国の国民は負けなきゃ気づけない人種な様だ
だったらいっそうのこと敗戦した方がいい

ドン底に落ちなきゃ気づけない人種なんてとても愚かだが
ドン底から這い上がる不屈の闘志をもった人種でもあるようだ

おそらくお金にも自然にも借金だらけのこの国は1度破滅しなきゃ気づけないみたいだ

そしてまたそこから這い上がり立ち上がるしかないのだ
そしてその不屈の精神を持っているのが日本人でもある


だけれど僕は破滅するのは真っ平御免だし
大切な家族とファミリーだけでも守りたいので
いま国外に進出することは必須なのだ

外貨を貯めてもお金はいつか無くなる
ならばなにが必要か?

職場である仕事である


日本は豊かで職だって選ばなければこれまでにも溢れていたから
この職場はああでもないこうでもない
自分じゃなくて職場が悪い
文句ばかり言う人が多いけど
それは本気で職がなくなったことがないから言えるワガママ

僕は会社を始めて3年目で仕事がなくなるという恐怖を味わったから
いまでも仕事があるだけいいと本気で思ってる

日本が経済破綻すれば真っ先に変化が起きるのは仕事がなくなること
そしたらあの仕事は嫌だとかあいつとは働きたくないとか
そんな小さな事言ってられなくなる

そうなった時に国外で働く場所が少しでも確保できていることは
必ずうちにとって生き抜く最後の伝手になる

ずっとそれは日本を捨てて逃げることだと自分で釈然としなかったけれど
尊敬する経営者の方に4年前に相談したら

「経営者がそこで働く社員のために新たな道を築くことがなぜ逃げになる」

そう言われて海外出店の準備を何もわからない英語も喋れない所から始めて
約4年

時間はかかってこの間にも大切なものをたくさん失っちゃったけれど
何も失わずに欲しいものだけを得れる人生なんてない


去年、カリフォルニア州に法人 Gokigenfamily,inc を設立して
今回、物件を本格的に探しに行って
あわよくば契約までいければ最高だと企んで

SNSではわざと毎日遊んでるような投稿していたけれど
現実は朝から晩まで休みもなく動き回って
慣れない運転も移動も下調べも全部1人でやって

結局最後は運が良くて協力してくれる人の力でほとんど解決しちゃって

あわよくば契約まではいかなかったけれど
相手のオーナーさんとも合意できるレベルで条件が合って
なんとか最低限の今回の任務は完了してきた

本契約はまだだから公表できないこともあるけれど


つくづく僕は運がいいと思い知らされた

思い返せばいつもそうだった

20歳の時に紹介してもらった職場から気づけば自分の人生が大きく変わる人達ばかりと出会えて

ほとんど他力本願で自分の力ではなく運が良くてここまで来れてしまった

だけれど横綱白鵬は言っていた

「運とは、コツコツ努力をして精進を重ねた者だけに神様がくださるものだと思っています。」



思い返したくもないほど色んなことがあったけど

きっとここまでやってきたことは間違いじゃない
そう自分を信じたい

そして今また次の舞台に進む


まだ正式契約に至ってないので完全に公表はできないけれど

ちょっとだけ身の丈に合っていない
今の自分にはジャンプしないと届かない
挑戦というにはふさわしいその場所が
僕はとても気に入った

おそらくこの場所で決まるだろう
おそらくこの場所で日本の焼き鳥屋が繁盛するだろう
おそらくこの場所で苦楽がたくさん待っているだろう

たくさんのドラマが想像できる

もしかしたら今までよりももっとたくさんのものを失うかもしれない
そのとき僕は今度こそ立っていられなくなるかもしれない
そのとき僕の周りには誰がいるだろう
怖くもあり不安でもあり楽しみでもあり期待もあり
とにかく今ぼくはワクワクが止まらない

今まで以上に人生をかけて本気で挑まなきゃ
ぼくはコテンパンにあの国に返り討ちにされるだろう

だけれど僕は行くよ
飽くなき挑戦こそが成長と進化だ





ちょっと今までの僕にらしくないかもしれないが
今までで1番カッコいいお店ができるだろう

オープンいつなんだ?
いつからロサンゼルスに住むの?
と沢山の方から言われますが

なんとオープン早くて9ヶ月後w

こんなプロジェクト初めてだ

だけどそれがこの国アメリカ

日本みたいには行かなないのは最初から想定済みだったが

やっと日本の会社は僕なしでも成長し始めたのに

僕はいまさらあと9ヶ月も何をすればいいのでしょう?w


とりあえず今は日本にいれるこのかけがえのない時間を大切にしたい

ダウンタウンからハリウッドまで一望できる丘


2019.ロサンゼルスツアー編 完










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