3rd Week
目次
DAY1 Monday
いよいよレース前最後の追い込みThree Weekも最後の週へ
とっくに身体はボロボロ
前日のUTMF試走と富士急ハイランドのFUJIYAMAが効いているが
今日もやらなくてはならないトレーニングがある
朝RUNナシ日なのが唯一の救い
ジムでウェイトトレーニング1時間からの地獄のトレッドミル15%
なんとかこなす こなしているだけだが 目的の強度でこなせている
僕はロボットだ決めたことをただこなすロボットになれ
DAY2 Tuesday
昨日のウエイトで脚は追い討ちをかけるように筋肉痛だが
今朝は朝から走らなくてはならない
㎞5分で入るのが精一杯
でも今日はこれでいいのだなぜなら12㎞走った後の坂道練がメインだから
朝6時 朝飯前に死亡
夕方、今日が終われば明日は1週間ぶりのトレーニングOFF日だと自分に言い聞かせて低酸素トレーニングへ
朝の坂道の疲労なのか昨日のウェイトの筋肉痛なのか一昨日の富士山なのかもはや自分でもよくわからない
今は組んだトレーニングをスケジュール通りに踏ん張ってやるのみ
DAY3 Wednesday
トレーニングOFF yogaのみ
昨日ケアもしてるから明日には少しはマシになるはず
いつもボロボロになってから駆け込む治療院の担当に
「ここに来たら疲労がゼロになると勘違いしてません?」
と突っ込まれた
君は僕の心の中が読めるのか?正解だよ
DAY4 Thursday
魔の木曜日だけど遂にこの3週間トレーニングで1番キツい最後の木曜日が今日で終わる
雨だったけれど最後は妥協したくないので朝RUNビルドアップDAY
4分45から入るはずが5分からしか入れず
しかもなかなか思うように上げれず気合いで3分台までは持って行くものの
最後の1㎞でなんとか3分30までは上げたかったのに
雨だから多摩川の土手を走るのが嫌で後先考えず市街地に入ってしまったら
3分30秒台で市街地の交差点をスリッピーの中何度も曲がるのは難しくて最後失速w
1度止まったらすぐに上げれるスピードでもなく400m残して終了
朝から雨の中せっかく走ったのに悔しい
でももう一度いまからやり直せるわけもなくただ悔しい
このわずか400mの弱さがレースで勝敗を分ける
悔しい悔しい悔しい
悔しさも去る事ながら部屋に帰ってシャワーを浴びて
低糖質なサラダと野菜とタマゴとプロテインドリンクを頬張り
いつもならすぐに家を出るのに
今日はなんとまさかの疲労困憊でソファでつい寝てしまう
二度寝なんて何年ぶりにしてしまったろう
疲労困憊なのが体感でもわかる
今日はまだ終わらないぞ
慌てて会社に行ってやることだけやる
夜ジム
この練習最後のジム
このトレーナーが元トライアスリートで今でもフルマラソンを軽く2時間40分くらいで走っちゃうんだけど中々の優れ者で
ぼくのIRONMAN12時間切りもなんとかしてくれた立役者だ
いつも沢山の知識を持っている彼とその考え方には尊敬している
アスリートにはプロでもアマチュアでも全部が自分で理解できない人も多い
僕もその1人で全部は理解できないしするつもりもない本職ではないから
だったらどうするか
自分が信じた人を信じる
その中で少しづつ自分も正しい知識を増していければ50歳くらいでそこそこ正しい判断が自分でもできているかもしれないと思っている
最後のジムトレもキツかったけどここまで来たら諦める選択枠なんてなかった
とりあえずやっと終わった
明日は朝の6時まで寝よう💤
DAY5 Saturday
気が抜けた
完全にやり切って気が抜けた
おいおいレースはまだ2週間後だぞ
レース中もレース前の過ごし方も含めてちょっとした油断と気の緩みが大きな失敗に繋がる100mile
まだまだ気は抜くな息抜きはしても
今日は今週最後低酸素トレーニングをして終了
この3週間は体重を3㎏くらい減らしたいこともありどんどん炭水化物と糖質を減らして途中からはほぼゼロ
今までよりも運動量は増えて疲労も増えて高強度のトレーニングになっているのに摂取する糖質は減っている 普通に考えたらできるはずがない
だけど不思議だ人間の身体は
はじめの1週間は確実に糖質エネルギー不足を体感していたが
人間の身体は慣れるのか順応するのか2週目あたりからは疲労こそあれ明らかにエネルギー不足を感じなくなっていた
糖質が入って来なければ人間の身体は勝手に糖質以外のものからエネルギー源を得ようとしているのがヒシヒシ感じる
そしてそれで走れてしまうのだ
筋肉の回復の遅さは感じるが身体は軽い
とにかく3週間終わって良かった
明日は最後の〆
DAY6 Saturday
さぁいよいよ最期の大詰め
やりたくないけどやった方がいい練習最後
夜間の山の中 本コース試走
夕方15時に越生入りして本番と同じタイミングで2周目(8時間〜9時間の間で52㎞地点から)をスタート
今日の練習は
- どこら辺でライトが必要になるか電池がどこまで保つか
- 補給のタイミングと補給の内容の決定
- 夜間の道確認(前回間違えたところ含む)
- 紙の地図が届いたので本番さながら使用
- 本番の必携品で試走してみる
- 夜間での走力の確認
このあたりを最後確認したかったのだが
なんせ夜走るのが苦手
トラブルもあったが
初夜間のcccを始め
夜間必ず人より失速する
なにを隠そう去年の彩の国も暗くなるまではタイムスケジュール以上だったのにライト使用から大幅に遅れてる
ということで今回夜間にぼっちで入ったのだが
原因がわかった
怖い
これに尽きる。
走力はそれほど落とさないでも慣れてきて走れるようになってることに気づく昼と比べても十分な範囲だ
しかし怖さで精神的に神経を使ってしまい気づかないうちに無駄な体力を使ってる
これの改善方法が見当たらないけど
本番はエイドや他の選手も多少いるからもういいや
あまりにも怖くて今日はそもそも長く走る気はなかったが35㎞でやめてしまったが今日の一人ぼっちができたらから本番は大丈夫だと思う
だって
1人くらい試走してる人いるかなと思ったら35㎞1人も人に合わないし
相変わらずこの大会道案内が無さ過ぎるしw(UTMFが過保護過ぎると感じるほど)
風が強くてビュービュー言ってるし
あちこちで獣の目が光ってるし
お墓とか井戸とか廃墟とかありすぎて
もはやこれは試走じゃなくて
ただの肝試しだ
夜間1人のユガテのトイレとか竹寺のトイレなんてもはや出ない方がおかしいような雰囲気してる
ナニハトモアレなんとか3週間やらなくてはならない練習は全てやり切った
調子はすこぶる良い
調子が良い時ほど人間調子に乗ってる時だからまだまだ油断は禁物だが
今までのこの大会ではじめて完走できる気がしてる(今まではできると思ってスタートできたことがなかったw)
仕事の海外出店の準備もどうなるかわからなくて大会自体に出れるかわからなかったけれど
こうしてタイミング的に出れるようになりまずはそれだけで感謝
僕にとってこの大会ははじめてのトレイルランニングでありながらはじめての完走すらできなかった大会
思い入れは人並み以上だ
ふざけたところが沢山あってUTMFみたいな華やかさもテレビ放送もないけれどやっぱり僕はこの大会が大好きで
このコースこそが日本一過酷でトレランだと味わえる大会だ
僕は絶対に完走する