失敗
走力よりも人間として未熟だった
いつも僕をダメにするのは驕りだ
明日になったらもう2度と目を背けてしまいそうなので
いつかのためにこの失敗を記しておく
彩の国トレニックワールド100mile 2019 5.11
朝起きていつもよりも快調
睡眠もしっかりとれて食事も取れる
体調万全 言い訳はない
7:00amスタート
僕はいつもどんなに小さな街のハーフマラソンですら気をつけていることがある
絶対に水だけでは飲まない 飲んでもナトリウムや塩を必ず一緒に摂る
これは脱水症・熱中症・低ナトリウム血症にならないために必ずそうしてる
だからどんなに熱いレースでも上の3点で失敗をしたことはない
それを前提に下記に今回のおかしかった事だけを記す
- 走り始めてすぐ少しだけ脚が完全に回復してない感じを感じる
- 最初から試走時より遅いのに心拍がhr10以上大きい
- 30㎞地点からは暑さを体感したので水を何度もかぶる
- いつも絶対にしないのに炭酸水のみで500ml を2回ガブ飲みしてしまう
- 身体が常に暑くて熱があるみたいな火照りを常に感じてる
- 食べ物は食べれている
- 夜に備えて始めてレースで長袖を着るが中々気温が下がらず余計暑い
- 夜の8:00の時点でも水をかぶるが暑い
- 頭もフラフラして10㎞近く記憶が曖昧しかしタイムはギリギリ守ってる
- 60㎞エイドで堪らず倒れ込む
- 慌てて塩と糖分を頬張る
- 少しマシになり10㎞先のエイドに行くが嘔吐を繰り返す
- そして胃の中が空になり食べれなくなり走れなくなる
- レースを諦めて1時間ほど経ったら少し暑さが無くなってきた
今まで熱中症や脱水症 低ナトリウム血症にならない予防はしてきたが
なった時にどうしたらもう一度復活できるのかの知識もなかった
そして今回なぜ無意識に炭酸水だけで1リットル近くもガブ飲みするという今までなら絶対に意識的に避けてきたことをしてしまったのか
その後ぐらいから急激に体調がおかしくなる
言い訳はない
僕の驕りだ
もしかしたらそれなりに練習も積んできて自信もあって
暑いからこのぐらい飲んでも平気だろうとか
まぁなんとかなるだろうという僕の人としてのほんの僅かな油断と判断ミスと間違った判断が取り返しのつかない大きなミスにつながった
先週まで気温がまったく上がらず
これはもしかしたら例年とは裏腹で寒いレースになるかもと思いながらも
逆に一気に暑くなる可能性もあるだろうと踏んで
僕はレースで買う物リストにナトリウムも入れていた
だけどなぜかちょっとのめんどくさいが買うのをやめさせた
そして他の物は全部用意したのにナトリウムだけ用意しなかった
もしかしたらあれがあれば僕は体調を崩していなかったかもしれない
もしかしてあれがあれば今も走っていたかもしれない
もしかしてもしかして…
タラレバなもしかしてが言いたいわけではない
結局は自分の中のほんの小さな
まぁ大丈夫だろう まぁいいか
という驕りが招いてしまったことが今はただ情けなくて仕方がない
最後10㎞の距離を半分意識がないなかでもいつも通りの決めたタイムで無意識に走れるほど練習は積んできていた
しかしこの挑戦を完全なる失敗にせしめたのは
走力よりも人間としての僕の心の奥底から今も消えない
堕落 惰性 妥協
という人間としての驕りであった
最後、フラフラしながら走った20㎞は特に
醜いこと 卑しいこと ばかり考え続ける最悪の自分だった
結局 人はそんなに簡単には変われないのか
僕はやっぱりロクデナシのままなのか
今はただ情けなさに押し潰されそうだ
少しだけ色んなことを考え直します
いつかこの記事が意味のなるものになるように