勝手に箱根駅伝
進化なくして明日はない 停滞は後退だ ボクにはなんの才能もなかった だけど努力を続ける才能はあった
大好きなサッカーの長友選手の言葉だ
世の中には効率よくやろうとか無駄なく生きようとする人がたくさんいてそういう人たちを本当に頭いいなぁと尊敬はするけど
ボクにはそういう生き方はできないし向いてないとつくづく思ってる
ボクの人生はいつも失敗の連続と上手くいかないことだらけで
少なからず幼い頃から優秀ではなかったし
クソガキ仲間と一緒に幼稚園児にして近所の神社の賽銭盗んだガチャガチャやってる罰当たりでズルい人間だった
そんなボクが30年近く生きてきたそういう真っ当じゃない人生をどこで間違えたか少しづつでも贖罪して真っ当に生きようと思ったのは間違いなく
10年前の飲食との出会いと
8年前の走ることとの出会いに
ほかならない
しかしここ数年ボクの中での限界なのか壁にぶつかっていた
飲食は自分のやりたかった事と違う方向に行ってしまっていたし
走ることは達成できないことばかりになってしまっていたし
この辺がボクの限界なのかなと思っていた。
だからボクにとって飲食で焼肉屋の新業態をつくることと
年内に国内最後の走るイベントを企画することは
どうしてもやり遂げたいことであった
勝手に箱根駅伝往復220km
そしてやろうと思ったのがこの企画だった
ボクは横浜マラソンが台風で中止になり
FTRが土砂崩れで中止になり
後者に関しては1ヶ月以上も前であるにも関わらずエントリー費用を全額返してこないことにウンザリしていた
横浜マラソンにしても莫大な利益があるはずだ
だとしたらやってもやらなくてもその利益は発生する。なのになぜ買った商品を受け取れていないお客さんだけが損をしなくてはならないのだ
それは今回は全く関係ない話し
だからボクは大会という理不尽な金儲けな嫌気がさしていた
それなら自分でやればよくない?
そして企画したのがこの年の瀬押し迫る頃に新年の箱根駅伝を100倍楽しく見る企画
『勝手に箱根駅伝往復220km』
仲間達
こんなバカな企画この年末忙しい中誰もやらないだろうなと思った
そして仲間を募った
そしたらバカな大の大人が3人も集まった
アホや
紹介しよう
エントリーNo.1雄介さん
エントリーNo.2
基本はこの3人だったのだがもう1人参加が増えて
エントリーNo.3ニノさん
そしてボク
そしてこの4人が全てサハラ砂漠マラソンで知り合ったってのがなんとも楽しい
そして見ての通りみんな優秀なのにボクの経歴だけ全部DNF
応援に来てくれた仲間
1人目
当時最強だった早稲田大学の三冠メンバーの三田くん。
強い人は優しい。
朝わざわざ応援に駆けつけてくれました。
足が速いだけに帰るのも早かったけどw
ちなみにこの時の1区が大迫くん
今度会わせてくれないかなw
2人目 ㍿ゴキゲンファミリー専務
走るのが嫌いでボクに触発されてIRONMANまではやったけどそれ以降ボクがやり過ぎてついて来れなくなったw
そんな専務が1㎞しかもう走れないと言って来てくれてたまたまバイパス横で出れなくなって5㎞走るハメに
おかげでボクはワープした気持ちだ
3.4人目 ジョージと筒井くん
いまは停滞しているチームゴキゲン鳥の2人が駆け付けてくれた
モウボクツイテイケナイヨ
5人目 碓井のおじいちゃん
写真がないから出会った日の写真w
たくさんの一緒に走ってくれた仲間
たくさんの応援してくれた仲間
220kmも走り続けてるとほぼ楽しみなんてなくなる
だけど次の中継地点で待ってるよの言葉は
何よりも嬉しかった
まとめ
今回のまとめは特に走ってるときのことはナシ
なぜなら上に書いた『仲間』が全てだから
最近はITが進みAIとかいうよくわからない言葉もでてきたり
仕事も効率よくやるにはそれぞれが得意な分野要領良くやってそのほとんどをロボットにでも任せたほうがよほどいいのだろう
だけれどボクは人生ってそういうものじゃないと思うんだ
一緒に苦楽を共にして
時にケンカして
達成も失敗も味わって
それを共感したりできる『仲間』がいるから人生は楽しい
ボクは先にも書いた通り
幼い頃からロクデモナイ人生を歩んできて
高校も出てなければ大学なんてとんでもない
箱根駅伝の子達を見て毎年
ボクは同じ歳の時に何をやってたんだろうと考えさせられる
だけど一つだけ自慢ができるとしたら
ボクの周りにはいつも輝かしい仲間がいた
それは神社の賽銭盗んでる時も
10代の頃の悪友も
会社の仲間も
トライアスロンの仲間も
こうして走る仲間も
ボクは学校で勉強をしてこなかったけど
仲間と今もこうして人生の勉強をさせてもらい続けてる
幼い頃の仲間とは会社も一緒にやったりして
上手くいかなかった奴もいるけど
それも含めて友達だ
最近またこんな事を聞かれた
「社長は嫌いな人はいないんですか?」
よくされるこの質問に即答できる
いない
綺麗事とかじゃなくて
ボク以外の全ての人の方が優れていて
それが仲間であれ従業員であれ
尊敬しかない
またボクにとって害を及ぼす人も含めてボクの人生に忠告をしてくれている必要な人なのだと思う
ボクは弱い
だけどもっと強く優しくなりたい
今回走ってる中でも何度も何度も
なんで雄介さんはこんなに優しいのだろうと思った。
だけどボクも220km箱根往復走れたら
昨日よりはほんの少しだけでも強くて優しい人間になれるかなって本気で信じて
歩みを止めなかった
往路の90kmまでは楽チンだったけど
箱根路を越えるところから一気にヤバくなって
次の日はやめたい気持ちさえ何度も生まれた
遠く離れたもう1人のサハラランナーのチモリンが煽るから辞めるに辞められなかった
もしかしたらボクはこの人に侮辱されるのが嫌なだけで最後まで走れたのかも
夜明け前にスタートをして焼肉屋の営業から前泊してたホテルに
「ちょっと走ってきます」
と荷物を預けて24時間以上
ボクらは多くの仲間に支えられて東京まで帰ってきました。
多くの仲間に支えられてこんなに増えてw
8年前小田原から88km走ると言って
とても走っているとは程遠い走りになって
最後は歩くことすらできなくなって這いつくばってゴールしたボクは
8年後
130㎞の後でも
1度も歩くことなく走って帰って来れました
ありきたりだけど
為せば成る 為さねば成らぬ 何事も
成らぬは人の為さぬなりけり
また次の一歩へ
ちなみにボクの今回のMVPは
星野さんが休憩中にアイドルとチャットやってるのを横目で早く出たい雄介さん
いいなぁこの2人と一緒ならどこまででも走れそうだ
こっちはとっくにいっぱいいっぱいなのにアイドルとチャットやりながらとこの余裕
やってられないぜw
そして4人目の完走者ニノさん
途中自宅の近辺を通り過ぎたらしいのだが僕なら間違いなく帰ってたw
ありがとうみんなありがとう
今はただそれだけです。