アメリカで生きるということ

日本は平和で安全で安心で綺麗で何をするにも安心できる国だ
少なくとも、未来の不安はあっても明日が生きれるかどうかを疑うことはない
アメリカで生きていると
日々その恐怖を感じたり現実を目の当たりにする
この国では「どうにかなる」ことなど他人任せにしていたらない
自分がやらなくても誰か親切な人がなんとかしてくれるだろうなんて考えていたら、明日には自分自身がドン底になっている可能性もある

早朝6時
お店の工事の打ち合わせで現地に行ったら、店の駐車場でホームレスとも言わないほど若い男女が毛布に包まり震えていた
周りにはアルミホイルと注射器が散乱
これは日本のテレビの「密着24時」とかじゃなくて、アメリカのそこら辺に沢山ある誰も驚きもしない日常だ
そしてそれは他人事ではなく
あした誰がそうなっても不思議ではなく訪れる
明日が保証されていない
そんな言葉がピッタリだ
平和ボケしたぬるま湯暮らしの、最低限が人間らしい暮らしの日本人には中々受け入れられない現実だろう
日本では最近、インバウンドで外国人が増えて、犯罪が増えたとか変な奴が増えたとか治安があるくなったと騒いでいるが
今までが全世界でも類を見ないほど平和で治安が良すぎただけだと思う
異分子を入れなければ当然人間は変わらない
それは一見、安全で安心で平和に見える
まるで世界でも稀なほどマスク社会を貫き通した日本そのものだ
マスクをつけてれば一瞬風邪はひかない
だけどそれを続ければ無菌室に入ってるかの如く、そこから出られなくなる
出れば免疫力を失った体はたちまち細菌に侵されまくるだろう
果たして、日本はあれから100年以上だった今もまだ鎖国をするのか
それとも世界と同じ土俵に出るのか
決断を迫られているように感じる
え?ボク?
人間は一生マスクもつけてなんかられないし無菌室に入ってるなんて退屈で死んでしまうから
サッサと生きるてることを毎日実感できる世界で人間らしく生きたい

騙して騙されて、疑って疑われて、信じて裏切られて、それでも生きていく
それこそが人間の本質なのだ