やっとここまで来た
小さな小さな焼き鳥屋を好きな様にやるつもりだった
誰も知らない街で誰にも知られず誰ともやらず1人で
気づいたら、DAISUKEが一緒に挑戦したいって言い始めて、ぼっけんが一緒に行くって言い始めて、淳が戻って来て、麻衣夢も一緒に着いて来てくれて、赤ちゃんまで産まれて、またボクは一人ぼっちにはならずに少しづつ家族が膨らんでしまった。
もう何も失いたくないから、何も得たくなかった。
なのに運命なのか宿命なのか偶然なのか、
ボクの周りには沢山の仲間が集まって来てまたこうして背伸びをしないと届かなそうな何かに挑戦してる
小さな夢は大きな挑戦となり
ほんの少しだけ今までの人生より気楽に生きてみようと思っていたのに、また守らなきゃいけないものが沢山増え始めて、
気楽に生きるどころか、人生賭けなきゃ成功しないような一大イベントになってしまった
それでもやる事は同じ
毎日の小さな凡事も、何年もかかる大きな成し事も
やる事は、
一つ一つの小さなピースを拾い集めて重ね合わせて紡ぎ合わせて大きな絵になる
2024年ももうあと2ヶ月で終わろうとしている10月末
5年がかりの『アメリカGokigentori』は遂にここまで来た
焼き鳥カウンター
あと少しあと少しと言って
気づけば1年また1年と経ってるけど
あと少し
近そうで中々掴めないあと少し
成功や手にしたいものはこの手に掴むまでわからない
スルッと掌に乗ったつもりがスリ落ちて行くこともある
だからこそ安心せずまた今日も一歩綱渡の綱を渡る
ほんと小さな小さな焼き鳥屋をやるはずだったんだ一人ぼっちで