とうとう昭和の歴史が終わる
ゴキゲン鳥のゴキゲン社長のゴキゲン日記
のお時間です。
年に1回だけ「今月は死ぬほど頑張る!」と言う月を作っているのだが、今年はなんとももうそれが3回目
頑張れなかったからか
頑張らなきゃいけないことが有りすぎるからか
とにかくやるしかない
特にここアメリカでは、
他力本願は通用しない
何とかなるだろう、誰かがやってくれるだろう、そんな淡い期待は木っ端微塵に粉砕されるどころか大きなしっぺ返しとツケが自分に回ってくるだけ
他人など当てにせず期待せず
全て納得のいかない事は自分でやるしかない
ゴキゲン鳥L.A始まって早半年
気づけば怒涛の半年もあっという間に終わってしまい、当然ながら予定以上にやれた事と、予定していたのにできてない事がある
もっとお客さんを呼ぶのに苦労すると思ってた
ローカライズせずあくまで伝統的な日本の焼き鳥で勝負をする世界に広げる
その志の元に貫き通したが
3年は閑古鳥が鳴くことも覚悟していた
しかし結果は真逆のオープンから怒涛のお客様が訪れてくれ、その対応を考慮してなかったボクらは撃沈した。
日本から一緒に来た社員は全員完全に1ヶ月目で疲労困憊した顔つきになったので2ヶ月目から慌てて労働時間の着手を実行して労基法内の週に40時間週休2日の徹底
許せても日本で言う小規模事業社の週44時間
残業は認めない
たぶんもう無理だと思う
今の時代に、長時間労働で気合と根性でなんとかなるだろうは通用しないしできる人間はいない。
一緒に来た同級生の2人ですらココカリフォルニア時間に慣れたのか歳なのか無理だった
顔つきは疲れ果て、やさぐれ愚痴をいい、イラつきはじめた
たぶんもう朝から晩まで仕事のこと考えて働くことができるのはトップに立つ総理大臣と経営者本人くらいなのだと思う
この20年間の経営者人生で感じたのは
みんなどれだけ綺麗事を言っても、
会社のためには死ねないし人生も共にはできなきないし、自分の人生がかわいい
昔の自分ならこう言ったろう
「そんな奴に成功は掴めないからいらないお前の代わりなら列を増して待ってるから消えろ」
だけどそんな時代は終わった。
それを否定するのではなく
彼らの人生を思想を尊重して
どうしたらそんな新しい世代の若者と共存していけるのか考えていくしかない
でなけれ先に歳をとるのも置いてかれるのも残念だが年長者の我々だ
最近、日本の総理大臣が日本史上初の女性になった。
50年前なら大臣にすらなれなかった
これも時代の流れだが、
そんな女性初総理も、ライフワークバランスを忘れて働くと言った
無理やり推し進めてゆとり世代をたくさん輩出して、働くな休め遊べ家庭を大事にしろと言った働き方改革は何処へ行くのだろう
良くも悪くも大好きな日本の経済はもう間も無く終わる
円安は進み、物価は上がり、金利は上がり、国民の所得は上がらず、土地は外国人に買い漁られる
なのにそれに対抗するだけの国力も民間の資産もない
だからボクは死んでも外貨を手に入れる覚悟で世界に出た
居心地が良くて、ご飯が美味しくて、街が綺麗で、ウォシュレットがあって、女の子が可愛い日本を捨て
未来に大切なものを守るためには国内にいては戦えないと思った
思い通りにいかないことも沢山あるけど
起きたことは全て自分にとって必要な事
生き残れるのは強いものでも優しいものでもなく変化に対応できる者のみなだろう
さぁ行こう
遠く過ぎ去った昭和を時代を憂いても何も始まらない
ボクらは変わり続けるこの世界を生きていかなければならないのだ
どれだけ時代が変わっても
この美味しい焼き鳥の味だけは変わらない
