人生苦なくして楽なし〜長榮潔〜

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〓IRONMANへの道.〓
 

IRONMANになりたくて


1980
年東京生まれ東京育ち
素行不良

生まれて初めてやった悪いことはなんだったろう?
6歳で近所の神社の賽銭箱からお金を盗んだことか、
それともスーパーのガチャガチャを壊して取ったことか、
その後の長い人生で積み重ねて来た悪行が多過ぎて忘れてしまったのだろうか


10
代 人を傷つけることでしか生きていけなかった
20代 他人を踏みつけて這い上がることしか頭になかった

そんな自分が、
30代になり飲食店で働き始め、毎朝ランニングを始めて、家族を持ち、
生まれ変わるなら生きてるうちにしようと必死に贖罪の道を探した。

 

そこから10年、
経営する飲食店は7店舗になり、1km走れなかったボクは100mile160km)のウルトラレースを完走できるまでになり、20代に子供ができて結婚してすぐに離婚調停になった家族と復縁して4児の父親になった。

そして、202040歳、
経営する飲食店「究極の焼き鳥家ゴキゲン鳥」をアメリカL.Aに出店するために渡米。側から見れば順風満帆な贅沢すぎる人生だった。

しかし、人生はそんなにあまくはないどころか、自分が積み重ねてきた業からしたら当然の報いを受けることになる。
4月、全世界で風邪が大流行してグローバル社会で近くなった世界はあっという間にロックダウンになり国境は閉鎖された。
帰国後、国内の飲食店7店はすぐに全店閉店、88人いた社員は残り8人を抱えるのが精一杯になり、妻は子供4人を連れて家を出て行った。


2021
年現在、
㍿ゴキゲンファミリーという家族を守れず、
最愛の4人の子供とは生き別れ、
それでもボクはギリギリの所でダークサイドには落ちずに踏ん張っていた。

自分でも時々なぜまだ生きているのかわからなくなる時がある。
アイアンマン(鉄人)になりたくて、トライアスロンでIRONMANレースに出たり、さらにキツいレースを求めて100mileレースUTMB®︎に挑戦したり、サハラ砂漠横断マラソンを走りきったりする中で、ほんの少しだけ昔よりは強く優しくなれたのだろうか。

今、仕事では飲食業がドン底まで落ちて這いあがろうとしている、または過酷な世界のレースに挑戦する中、大自然の氷点下の山の中でちっぽけな自分を感じる時、そんな生死のギリギリの所でしかを感じられなくなってしまっている。

それでも、最愛の家族や大切なものは元通りには戻らないけれど、

『人生は生きるに値する価値がある』

今でもそう信じて遠くに見える僅かな光を求めて生きている。


人生
50年だとすればあとたったの10
まだまだやり残していることが沢山ある。

そんなありのままの姿を、飲食店経営や過酷な挑戦を通して、艱難辛苦を必死に乗り越えようとする葛藤と泥臭い道のりを、決して綺麗ではないボクの本音でこのIRONMANへの道〓に書き残して行く。

株式会社ゴキゲンファミリー 代表取締役 長榮潔

 

IRONMANそれは身体の鉄人ではなく心体の鉄人である

株式会社ゴキゲンファミリー
代表取締役 長榮潔

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