焼き鳥道
30日連勤で焼き鳥を焼くと勇んで
そもそも10月は30日連勤ではなく31日連勤だったことに今更気づく
さらに11月になったとて休める体制が組めていないのでそもそも永遠に焼き続けなくてはいけないような気もしてきた今日この頃
考えても仕方ないのでとりあえずやり続けよう
幸せの形
人は生きてるだけで幸せなはずなのに、
欲張りだからもっとを欲しがる
仕事があって
ご飯が食べれて
家族や恋人がいて
住む家があって
ほんとはこれだけで十分過ぎるほど幸せでそれ以上に何かを望む必要なんてないのに、
もっと仕事が欲しい
もっと会社をデカくしたい
もっとお金を稼ぎたい
もっと大きな家に住みたい
もっと美味しい物を食べたい
もっと高価な時計が欲しい
もっと好きなところへ行きたい
もっと素敵な恋人がいい
もっとこんな家族が欲しかった
もっともっともっと
そのもっとは目の前のもっとを手に入れてもまたそれよりもっと欲しがる
そして人間はそのもっとに翻弄され同じ過ちを繰り返し歴史は繰り返す

15年前1km走ることすらできなかったボクのランニングも、
3km走れたら5km走りたくなり、10km、42km、100km走っても満ち足りず
もっともっとを欲しがる

15年前、下北沢にこの「焼き鳥道」を掲げて
1店舗の小さな焼き鳥屋をやってるだけで充分だったのに
ボクはもっとお店を欲しがり、もっと従業員を増やしたくなり、もっとお店をデカくしたくなり、もっとちゃんとした会社にしたくなり、そして自分の手には負えないところまで行き、
これがほんとにやりたい事だったの?
と自分に疑問を抱いた
そして、今
当初の夢だった、日本の本当に美味しい焼き鳥を食事を世界に出すということを世界の中心でもあるアメリカで実現できて
毎日休みがなくて、言葉わからねぇし通じねぇし、文化の違いや価値観の差からめちゃくちゃムカつくこともあるけど
初めて日本食を食べる人や、日本に行ったことのある人や、日本に帰れなくてアメリカに住んでる日本人が、
美味しい
こう言ってくれるただこの一言だけで
今日も明日も頑張れる
いま、
朝ちゃんと起きて
ランニングをして
正しい食事をして
この歳になって英語を勉強したり
アメリカの会計や契約を勉強して
お店に言ってみんなと一緒に働いて
夜疲れきって帰ってきてベットに倒れ込む
こんな幸せな事はない
でもきっとそんなボクはまた、
もっとが欲しくなるだろう
もっとお客さんが欲しくなり
もっと従業員に給与をあげたくなり
もっと労働環境を整えたくなり
そのためにはもっと売上が欲しくやり
もっと色んなレースにも挑戦したくなり
もっと身体を鍛えたくなり
もっと食事にこだわりたくなり
もっともっともっと
だけれどその時に自分に問うのは
動機善なりか、私心なかりしか
15年前と変わったのは
欲しい物
もう高級時計もブランド品も高級車も高層マンションもキャバクラで豪遊も高級フレンチも欲しいとは思わない
そこに幸せなんてないから
幸せの形は人それぞれ
だけれどボクのもっとが自分のためだけでないような生き方を今はもっと欲しい

焼き鳥道を通して
少しづつでも人生の道を正しい道に