いつまでも女々しい僕は…
僕が1年間夢中になった挙げ句の果てに撃沈したのと同じ朝
登山家の栗城君が山で亡くなった
彼は様々なことで否定されて来て
その否定と真っ向から戦って来た人だ
僕も会社の社長をやりながらこの数年トライアスロンやウルトラレースに取り組んで来て、何度となく様々な角度から否定をされて挫けそうになったこともあった
「今はそんなことしてる場合なのか」
「仕事より走ってばかりだ」
「みんなが仕事をしてる時に」
そんなつもりじゃないのにと思っていても
人は人の汚点ばかりを見て否定したがる
そんな時に彼の本を読み彼の言葉と出会い彼の強さに憧れ
続けようと助けられたことがあった
それなのに彼が山で亡くなってしまったことは
全ての否定を受け入れることになってしまうのか
それならば困難に立ち向かわない現代のゆとり世代の否定の嵐の目指すところはどこか?
それはまるで最近読んだ本のザ・ギバーの中の色彩と感情のないロボットのような世界
完璧を求め
理性のみの世界を創り
あらゆることは監視され
1つの間違いは上げ足を取られ
寄ってたかってイジメる
まるで現代の
人のためを思ってしたことはパワハラだと言われ
軽いコミュニュケーションはセクハラだと言われ
なにをしてもハランスメントで片付けられ
頑張って部活や仕事をして夢を叶えようとすることは全てやり過ぎだと揶揄され
いったい人はどんな世界を創りたいのだろう
なんの感情も入れずに回るロボットみたいな世界
果たしてそんなものが人間の望んでいるものなのだろうか
そんな僕は1年間なんの得もないのに必死になり夢中になって取り組んできた山にフラれていまだ立ち直れないでいる
自分でも情けないしこんなに女々しくて未練垂らしだとは思っても見なかった
女の子と上手く行かなくたって3分で立ち直る性格なのに
あの山にフラれたことがこんなにもツライとは
その原因がなんなのか自分に何度も問うてるけどわからないからモヤモヤしてるのかもしれない
次のチャンスがないからか
それに匹敵するものが見当たらないから
何が足りなかったのかわからないからか
とにかく僕はあれから10日まるで暗い深海を彷徨っているようだ
唯一救われたのは
幸か不幸か急な仕事が次から次に入って来てサボってるヒマもなくて
フラれた傷にどっぷり浸かってる暇もないことがほんの少しだけ助けてくれてる
このドロドロした人間社会の真っ只中の仕事が嫌で山に助けられたのに
その山にドン底に突き落とされたら
今度はその仕事に救われた
不思議だ
ほんとに不思議だ
結局全てのことは起こるべくして起きている必然だ
宿命を運命に変えられたらもっと毎日は楽しくなる
とにかく次どこを走るべきかすらわからずこんなドン底にいるわけにはいかないから
この借りは走って返す
年内目標の修正
・100mileウルトラトレイル彩の国
・湘南OWS10㎞
・ツールド沖縄210㎞
僕の中の3種目グランドスラムがいきなり1発目で崩れたからw
とりあえずトレランの借りはトレランで返す
- 美ヶ原トレイル80㎞ 6月
- 大雪山トレイル80㎞ 7月
- UTMB 100mile 8月
- 信越五岳100㎞ or 100mile 9月
- 上州武尊120㎞ 9月
『とりあえず狙ってた女にフラれたから他の5人の女を抱いて忘れる作戦』笑
撃沈してももう上しか狙いません
100mileは彩の国と同じ35時間切らなければゴール手前でリタイヤします
とにかくこの五本で自分の実力をしっかり見定めます
やってもダメならもっとやる
あっ!ちなみにあと2日で携帯電話捨てるのでリアルタイムの連絡が取れるのはあと2日ですw
用事ある人早めに連絡くださいw
とりあえずこの1番ムダな鉄クズを手放します。
人が目指したものに届かない時は足りないものより意外と無駄なものを背負ってる
2018.5.30