アメリカ大冒険19日目 コロナ問題日本危機
⑭回目のブログ
When i’m feeling like tough, i’m growing a lot.
My wife sent a picture for me.
頑張れ日本
ロサンゼルスに来て早3週間
ご飯が美味しくないとかウォシュレットが付いてないとかワガママ言ったらキリがないけど一番思うのは
アメリカでは仕事は何をするにも要領が悪い
いちいち時間がかかるがそのどれもがあまりにも無駄な動きが多い
そしてボクがバスに乗って毎日生活をしていると誰に言っても驚かれるくらいロサンゼルスでバスに乗る人は割合的に少ないほど車社会なのだ。
前に日本の某芸能事務所のL◯Hがロサンゼルスで飲食店を出すということで現地の社長とお会いさせていただいた
なんでもお店を開店させるまでに3年近くかかっていて、
その間ももちろんテナントの家賃を払い社長はサンタモニカの家賃40万円近くの所に住み続け、
その3年近くでもう3億近い費用が出て行っているとのこと
アホかこの社長と思ったが
その後開店して半年で潰れた。
自分の力でもない功績で自信過剰になり初心に返れず取り組んだ仕事なんて絶対に成功しない
飲食店舐めんじゃねぇ
うちが外食産業に進出した10年前
つまりゴキゲン鳥を下北沢に開店した時は
物件探すのに1年半かけたし契約にもそれなりに時間と労力をかけてやっとオープンした
オープンした半年後には東北大震災が起きて現在のコロナ問題なんて比じゃなかった
電気は停止する中、自粛だ自粛だと騒がれて人は街に出てこないし電車はまともに動かないで店内にローソク点けながら営業してもしっかり東北に売上の1%以上の寄付もした
その日の売り上げで赤字になるなら店長と2人で朝まで開けてたし
餃子の王将の前でラーメン食いに来た人に「うちのが美味しいですよ」って声かけてたし
今じゃとても出来ないことも多いけどとにかく必死だった
何がなんでもこの業界で食っていくんだ生き残っていくんだ成功させるんだ
ただそれだけだった
今でこそ売上の良い渋谷店だって、立ち上げの時はスクランブル交差点までニワトリの着ぐるみ着てチラシを配りに行った
その後のゴキゲン鳥の子達の努力と苦労が沢山あって今でこそ渋谷の中でも売上の良い飲食店になっているが、基礎はそういうガムシャラな努力の上にあった
ニワトリの着ぐるみ着て宣伝することも、社長がロサンゼルスでバスに乗って生活してることも効率の良い事とはかけ離れてるかもしれない
着ぐるみなんて着て時間かけて無駄な努力してるヒマがあったらよほど事務所でパソコンいじって食べログで集客できる方法考えた方が早いのかもしれない
30分もバス待って通学してるヒマあったらUber乗ったほうが時間を有効利用できるのかもしれない
だけれどそういうガムシャラな俗に言う無駄な努力の上に成り立った物は強い
ちょっとやそっとじゃ崩れない
コロナ問題だって日本の経済だって先行きは不安しかないかもしれない
だけど東北大震災の時も周りの店が何軒も閉店していく中、飲食始めてたったの半年足らずのヒヨッ子のボクらは生き残った
この10年を振り返ったら涙無しでは思い出したくもないほどキツいこともあった
今も苦しいかもしれない
ボクも今がキツい
家族にも仲間にも会えない日々はなんの楽しみもない日々をただあてもなく生きているようだ
明日も楽じゃないかもしれない
だけどきっと明後日は晴れる
頑張れ日本 頑張れ飲食
日本の飲食は世界で一番美味い!!
Never give up! Today is hard, tomorrow will be worse, but the day after tomorrow will be sunshine!