山梨/韮崎/究極の焼き鳥家ゴキゲン鳥大森旅館/南アルプス

2020年8月 ボクは失意のどん底にいた。
嘘じゃなく「死にたい」と1日2回感じてた。
まぁ、もちろんボクなんぞ死ぬ勇気もないわけで今もこうしてのこのこと生きてるわけですが
夢見て旅だったアメリカでロックダウンにより帰国を余儀なくされて、帰ってきた途端に10年かけて築いてきた飲食店を全店失い、追い討ちをかけるように妻は最愛の子供を4人連れて出て行った。
えっ〜と、ボクは何を糧に生きていけばいいんでしょう?と何度も自分に問いかけた
そんな時に唯一、生きてる心地を実感できたのは山を走ってる時だけだった
特に山梨の南アルプス周辺では何度となく生かされた。
『まだお前には生きる使命がある』
そう言われているようだった。
時にそれは死に向かっているかのようで、
時にそれは生への欲求であり
厳冬期の八ヶ岳山頂で突風吹き晒された時に、
「うっ〜〜まだ生きたい」
そう心の声と向き合えた。
ゴキゲン鳥大森旅館韮崎店
そして、㍿ゴキゲンファミリーを辞めたはずの洋介が地元の韮崎でゴキゲン鳥の灯火を引き継ぎたいと言ってくれた。
全部失ったはずのボクはギリギリのところでつかまった
そして2021年、ボクが生かされた洋介の地元韮崎にゴキゲン鳥がOPENした

ボクはまた洋介のおかげで飲食店を続けること、焼き鳥を焼く事を許された

そして、4月には東京世田谷でチキン野郎もオープンして、
この夏までには焼肉 弱肉強食もオープンさせる
年内にはあと2店舗出して2021年は5店舗まで戻すつもりだ
店舗数なんてどうでもいいけれど、
もしもあの時、死にきれず生かされたボクの人生に使命があるとするなら、それは自分のためではなく、ゴキゲン鳥を消さずに残してくれた洋介や、チキン野郎を一緒に作ってる仲間たち、弱肉強食を復活させる奴らのためにボクにしかできない形で恩返しがしたいただそれだけ
この山梨の地に洋介がゴキゲン鳥を残してくれなかったらボクはまたこうして生きる気力もなかったかもしれない
今日、久しぶりに南アルプスのゴキゲン鳥に来た。行った人から評判が良いからあまり心配はしてなかったけどそんな洋介が誕生日だったから何かあげなきゃと思って考えたんだけど、
従業員より給与が安くなってしまったボクにはいまお金もなくて大したものも買えない
そしたら、洋介が田舎のヤンキーみたいな金のネックレス付けてるからバカにしたら、社長が付けてた高級ネックレスがカッコよくてマネしたみたいなこと言ってるから、
20年間ボクが浮気せず着けていた色々と思い入れのある高級ネックレスあげちゃったw
もういいだろ
ボクには必要ない
そんなゴキゲン鳥韮崎店のホームページが出来上がりました!
ボクの想いも洋介の思いも良く載せてくれたいいホームページです↓
あんまり近くに行くことなんてないかもしれませんが、
生きる力をくれる山々に囲まれた最高の地です
名前の通り、2階は旅館というほとではないけれどご連絡いただければ泊まれます。
山登りの方には最高の立地です!
南は身延の山から南アルプス、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、北には八ヶ岳と最高の山が眺めています
明日も登山仲間が鳳凰三山に登るというのでボクも仲間に入れてもらい、今日はみんな大森旅館に宿泊です。
ゴキゲン鳥を残してくれて、好きな時に南アルプスに行けて、美味しい焼き鳥が食べれて、人生に少し疲れたらほんの少しだけ喧騒から逃れて、ネックレスの1つなら安いもんだw
ありがとう
