トレイルランニング

先日、中国のトレラン100kmの大会でレース中に一気に21人が死亡する事故が起きた。
以下ニュースサイト↓
https://www.afpbb.com/articles/-/3348019
誰か1人がミスって死んでしまうことは見たことあったが21人。
同じ競技をしている立場として恐ろしさを感じる。
トレイルランニングと登山で何が違うのか一般の人は知りもしないと思うが、内面的な違いを言えば、
トレイルランニングだけしかやったことのない人は死なないと思っている
登山、特に冬山を経験している人は簡単に死ねると思っている
ボクの浅はかな見方ではここに大きな違いがある気がする
中国のレースで事故が起きたのと同じ週にボクは山梨の南アルプスの鳳凰三山標高2,700m前後に今年初めて走りに行っていた。
下界の気温24℃ 山頂の気温10℃ 雨
中国の大会とほぼ同じ環境

寒くて雨も降ってきて手がかじかんできて早く降りた方がいいなと思った
もしかしたら中国の選手も早く降りた方がいいなとは思っていたのかもしれないが、レースになると引き返すことに躊躇も出る上に、初めて入る山であればどこでどう下山できるか把握していない場合も多い
短パンに古びたあまり効果のないレインブレーカーボクとまるで大差はない
人が生きるか死ぬかなんてほんの僅かな差しかないような気がする
あの日、事故が起きるのは中国じゃなくて南アルプスだったかもしれない
大切なのはそれを理解している事
