人生苦なくして楽なし〜長榮潔〜

新年初トレイルランニング

 
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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

月曜日から金曜日まで朝から出勤したのは半年ぶりくらいかもしれない。慣れないデスクワークに腰を痛めて、今後のランニングやトレーニングそのものに不安しかない。

本当に重い腰を起こして、今日やらなきゃもう全部辞めると自分に言い聞かせて起きる朝の4時

自問自答の旅は始まった

彩の国トレニックワールドNorth

もはや全国でトレランのコースはこのコースしか知らないのでは無いかと言うくらい来ているコース

今日自分に問いたいのは、

「本当に走りたいのか?」

そんな答えのなさそうな質問を自分にぶつけながらのトレイル50kmの道のり

沢山の失ったもの

この1年半で多くのものを失った

L.Aでの生活

10年かけて作ってきた飲食店

そして4人の子供達との人生

ボクは何がしたかったのだろう

ボクは間違っていたのだろうか

ボクはどこへ向かっているのだろうか

ただただそんな事を自問自答する山の中で1人

新しい楽しみ

この半年間で失ったものの代わりに今まで捨ててきたものと多く再開した

酒を飲むことだったり、

親父とのゴルフだったり、

テレビや映画を見ること、

好きな事を好きな人とするということ。

以前のボクからしたらどれも不必要で「正しくない」ものばかりだが、「正しさ」を追いかけて多くのものを失ったボクには少しだけ必要なものなのかもしれない。

本当に走りたいのか?

走るよりも酒飲んでる方が楽だし、

ジムに行くよりスノボーしてる方が楽だし、

体重気にするよりゴルフは楽しいだけだ

食事も何も気にせず食べたい物を食べたい時に食べて、添加物もなんにも気にしないで食べる

それがずっと続くなら人間はその方がよほど楽なのかもしれない。

だけど、どうしても楽な事だけをしているのが性に合わなくて、苦楽の「苦」を探してしまう

知り合いが書いた記事を思い出す。

千日回峰行を成し遂げた阿闍梨の記事だ。

https://number.bunshun.jp/articles/-/782076?page=1

大阿闍梨 塩沼亮潤

「行にハマってはいけないんです」

この言葉が頭を過ぎる。

10年前、1km走れなかったボクはもっと走りたくて、もっともっとを求めて、

IRONMANに飽き足らず、サハラ砂漠に行き、マイラーになりたくてUTMBを走り、

当初のボクからしたらもう充分なのにそれでも足りないと自分にムチ打って気づけば国内最難関の100マイルレースにハマっていた。

本当にボクは走りたいのか?

きっとこの大会を完走してもまた次を探していくのならそれはもはや行にハマってしまっているのではないだろうか

今日は終始キツいだけだ。久しぶりなこともあり、腰も痛いこともあり、仕事が忙しいこともあり、コンディションは最悪だ。

それでも来たことにきっと意味がある

長い50km

今までなら1周50kmくらいなんてことないのに、15kmくらいからもう脚が重い

20km地点で腰も痛くなって不安を感じて山を1つだけはしょる

30km地点でもう今日は止めようと考えたけど、止めるにも帰らなきゃいけないのが山だったw

なんとかはしょった山だけであとはコース通りに帰って来れた。どうやら身体の隅々までこのコースが染み付いてるみたいだ。

脚を止めなきゃいつかはゴールに着く

走り始めた時に何度も自分に言い聞かせて積み重ねてきた努力は身体にも頭にも宿っていて、もうそんな事を考えなくても勝手に脚は出るようになった

だけれどほんと今日は苦しいだけでなんも楽しくない。1人だし、、

答えは

答えはいつも風まかせ〜風まかせ〜♪とか歌いながら先へ進む。

ゴールまで行くも達成感すらない。

フィジカルとメンタルにもズレが出てくるボクももう41歳。永遠の26歳だと思ってたのに。

このままじゃとてもじゃないけどこのコースをあと3周なんて届かない

本当にやりたいのかやりたくないのか答えが出ないまま終わってしまった。

とりあえず今日は飯食って寝よう

しかし終始綺麗な天気だった

あの向こうに見える雪山はなんだろ?

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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

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