煩悩払拭スイム108本
【煩悩払拭スイム100m108本】
結果:二度とやりたくない。いや、やらない
死ぬかと思った
朝いつものように朝RUN12㎞
気持ちがいいが少し足の疲労が気になる
今日この後のスイム10800m平気かな…
朝飯食って昼前にプールに向かう
これがそもそもの失敗のはじまり
初めての試みだしそもそもそんなに泳げるかもわからないから恐らく30分/1㎞平均で泳いでも5時間
休憩等もあるから実質6時間
なんで昼前に昼飯食わないで向かった自分
まず3000mを調子良く泳ぎプールの休憩が入る
2000m泳いでここで異変に気付く
ヤバっ…腹減った
それに加えて飲み物は水がペットボトル半分くらいしかない
なにやってんだ自分
あまりにも苦痛そうでやりたくないのが準備にあからさまに現れる
勤労感謝の昼下がり
連日のプール練習で水着がなくてスイムスキンで来ちゃったから1度出たら自分じゃもうチャックを上げられない
そもそも途中で飯食ったら煩悩払拭の試練じゃなくなる
そう思って泳ぎ続ける
今回、煩悩払拭企画(自分企画)を計画した際
bikeのローラー台6時間と悩んだ
どっちもやりたくないことだけど
IRONMANレース前最後に自分なりの苦行で気合を入れたかった
迷った時は
よりやりたくない道
を選択
人生では何度となく分かれ道に出会う
たいていの場合は
楽な方は堕落への近道で
苦な方が成功への近道だ
だから
僕は道を選択する時には自分の心に問いかけて
やりたくない方を選ぶ
今年初めの仕事の選択などまさにそれだった
6年間やってきた飲食
別の低迷を続けていたコンサル先の会社
2016年どっちの現場に出続けるか
2015年の瀬悩んだ
そしてやりたくない方を選んだ
そしたら
あれから約1年
僕にとってその現場はとても楽しく素敵な仲間とも出会えた
やりたくないことが結果やらなきゃいけないことである事が多い
人間は一所懸命言い訳探してやりたくない理由を正当化するから
ほんとは今それをやらなきゃいけない事は自分の心が1番分かってるくせに
そして
昨日の選択は
ローラー台6時間はきっと映画見ながら少し楽しめる気がしてしまって
スイム100m108本で自分と向き合おうと答えを出した
その結果
やりながら後悔するほどの辛さ
もはや7000mを超えてからは自分で泳いでるのか歩いてるのか走ってるのかわからない
泳ぎながら腹減り過ぎて意識が飛びそうになる
唯一の救いは今まで必要か?と思い続けてきた館内休憩
そうか館内休憩は108本やる人の為にあったのか
途中気分転換でインターバル10本とか入れる
余計にシンドイだけ
型もクソもあったもんじゃない
肩が痛い
後背筋が既に筋肉痛みたいな痛みになってきた
やめる理由を必死に探す
大地震でも来ないかなと不謹慎な事まで考える
でもこうなった時に辞めないために
Facebookで宣言しておいた
僕は弱い
弱いから誰も見てないとすぐサボろうとする
そんな自分が嫌だから
SNSで公言しておけば
辞めたくても辞められなくなる
「できませんでした」
そんなanswerは載せたくない
そんなこと考えてたらさっきまで腹が減ってしょうがなかったはずの脳が
腹が減ってることを諦めた
力は入らないが空腹感はなくなる
いちいち壁をタッチする時の手に力が入る
走りながら叫んだことはあったけど
泳ぎながら叫んだのは初めてだ
そもそもいつもなら
3000mでも1日にしては泳いだ方なのに短く感じる
100㎞ウルトラマラソンに似てる
42㎞が短く感じる
これが欲しかった
今さら必死にこんな距離泳いでもたいしてスピードが上がるものでもない
あと出来ることは苦しくなった時に折れない心に慣れとくぐらいだ
残念だが
どれだけ修行をしても苦行をしても折れない心は中々手に入りそうもないし煩悩払拭なんて言っても泳ぎながらやましいことばかり考えて煩悩だらけだ
だけど
人間は良くも悪くも「慣れる」生き物だ
だったら
途中で投げ出さないことに
諦めないことに
やると言ったことをやりきることに
慣れちまえばいい
1度リタイヤをするとクセになる
1度脚を止めるとクセになる
1度バックレるとクセになる
だから
それとは逆に慣れればいい
リタイヤはしない
脚は止めない
バックレない
煩悩も三毒も消えなかったけど
やっぱりやれば出来ないことはないと思った
これで本番前やりたくないことは終わり
あと2日間でトレーニングも終わり
なんかここに来て吹っ切れた
スイムの練習にはあまりならなかったけど
身体中が疲れてくると、疲れない泳ぎ方を探すようになり、これがはじめからできればもっと疲れないで速く泳げるんじゃないかなって感じた
やっぱりやって良かった
【11月トレーニング】
SWIM 24800m
BIKE 800㎞
RUN72㎞