人生苦なくして楽なし〜長榮潔〜

アメリカ大冒険 中断

 
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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

I got buck to japan though i didn’t mean it.

but I’ll go buck to L.A soon when it’s a fine day after tomorrow.

『Never give up! Today is hard, tomorrow will be worse, but the day after tomorrow will be sunshine!』

 

アメリカではコロナウィルスの大規模感染により一足先にロックダウン状態になってしまい、
外食できない仕事はできない学校は休校状態になってしまい、
本当はアメリカで生きる覚悟の手始めにこの事態の成り行きと結末をこの国で生で見てきたかったのですが、あまりにもする事がないのに滞在費がどんどんかさむので一旦帰国しました。

 

日本帰国

 

待望の日本帰国は予定とは違い希望や楽しみよりも、

今後の不安といつアメリカに戻れるのかという不安もさることながら、

1番の心配は自分自身が恐らくコロナウィルスに感染しているのではないだろうか?という問題でした。

アメリカで検査した10人に1人ぐらいの割合で感染者が発生しました。その中でも大半は無症状です。

つまり毎日外で触れ合っていたり帰国の空港や飛行機の中での滞在時間も考えると、おそらく僕も感染していると考える方が濃厚だった

かと言って大袈裟に過剰反応するつもりはボクはなかった。

日本人の死因の第2位はここ数年肺炎であったしそもそも年間に何万人と亡くなっている病気だ。だけれどボクらはそれに目も止めようともしなかったじゃないか。

しかし、心配なのは自身がコロナウィルスに感染した状態で日本に帰国して家族はもとよりそこら中で母国にウィルスを広めた張本人になることはあまり気が進まなかった。

これだけ感染が拡大している国なのだから日本もできれば入れたくないだろうから検疫でなんらかの対処や指示があるだろうそう思って帰国して愕然とした

アメリカでは外で出ることすらまともにできなくなりはじめていたというのに我が国日本の国際線成田空港の検疫は全くいつも通りどころかいつもよりてきとうな検疫であったのだ


これが平和大国日本の現状か、、

検疫にも相談したが、まったく相談にも乗ってもらえず検査どころかどう帰国帰宅すれば良いかのアドバイスすらくれず、アメリカはまだ対象じゃないから普通に電車で帰ってくださいと言われる。

成田エクスプレスを待つも不安になりチラシの厚生労働省の相談窓口に電話をするもアルバイトみたいな女の子が電話に出てまったくチンプンカンブンな応答


「家族に感染すのが不安ならホテルに泊まってください」

 

いやいや、家族には感染したくないけどホテルで見知らぬ沢山の人に感染すのはもっと後ろめたいですが、、

仕方なくまだ身内で対処しようと自宅に帰る


2ヶ月ぶりの家族との再会は嬉しかったけど、
たぶん自分感染してるんだよなと思いながら子供にキスをすることも出来ずなんだか感動的な再会どころではなかったがこうしてボクは一旦故郷日本に帰国した

 

14日間の自粛

 

検疫からも厚生労働省からも自粛の必要すらないとあまりの危機感のないアドバイスをいただいたが(ちなみにこの2日後にアメリカも渡航制限の対象となり14日間の自粛はあくまで推奨だがなされた)先にも書いた通りボクは誰かにボクが原因で感染してしまうことが心配で仕方がなかったので、自身の判断で14日間は人と会わないで家に篭ることにして今(10日目)に至る


日本に帰ってきたらしたいことが沢山あったのにまるでその感動はないどころか

なんだか日本で今もお店を開けるか閉めるか今後どうなるか悩みながら仕事をしている会社の子達に申し訳なくてそもそも遊びにも行けない

ちょうど先日、安倍総理の夫人が外で会食をしてたとかなんとかで叩かれていたが、日本人とはどうしてこうも自分が何かを我慢している時に他人が快適にしていることを妬んだり、他人が頑張っている時に自分だけ楽できないと気を使ってしまうのだろう自分も含め

本当は帰ったら1番に温泉でも行きたかったのにこんな空気の中自分だけ楽しめないなぁというつまらない考えが出てしまうのは日本人特有のくだらなさだ
アメリカ人なら自分の休みは他人が何してようと横臥する


自粛期間中のすること

 

結局あれだけ楽しみにしていた日本に帰ってきたのに、

そんな気にもなれないのとそもそも14日間は人と触れ合わないようにしていることもあり、

朝起きていつも通り坐禅をしてヨガやって人が増える前に多摩川をランニングして英語の勉強をして家で食事を作ってたまにZwiftやっているというぐらいのただの控え目な日常に戻っただけだった

そもそもアメリカでもずっとこのサイクルだったから自粛になってもならなくても結局ボクの今の日常は自粛しているようなものだったのだが

 

それでも先日は、非日常的に桜が咲いたこの時期に雪が降るという奇跡が起きて居ても立ってもいられず朝走りに出る

桜と雪のコラボなんてそうそうあるもんじゃない






 

やっぱり日本はいい

景色も家も食事もトイレも何をとってもアメリカに勝る

ただただ日本の居心地の良さを実感してこれじゃ規制が取れてもアメリカに戻りたくなくなっちゃうよなと自分に呟く

 

今後の道

 

アメリカで現実的にロックダウンを味わい、
あっという間に飲食店の営業は停止になり、普段渋滞の絶えないハイウェイはガラガラになり、長時間待たされるLAX空港があんなに空いていたのは初めて見た

そしてあの国ではこれが猶予を持って行われるのではなく
学校も飲食店のクローズも突然その日に決まった

早いとにかく決断から執行されるまでが早い

準備も悩む間もない

とにかく決まったら国民は否応無く従うのみ

その中でどう対応変化していくかを考えるしかない


それに比べて日本では、

1番気をつけなくてはならない入国の検疫ですらまるで他人事の出来事

明確な支持をしなくてはならない厚労省は窓口を作るだけ

政治家は決めたくても、何をしても叩く平和ボケした国民の目の色や既得権者の顔色ばかり伺うから何も決められない
なんのためにねじれ国会を解消したのだ

世界の国では助成金や補助金の内容が決まるどころか既に配っている国まであるのに、この国は和牛商品券とか訳のわからない絵ばかりが先行してほとんどのことが確定していない実行されていない

じゃあそんな政治家が悪いのか?こんな時に桜の木下で写真を撮ることが悪いのか?

これがこの国の末路を映し出してる

コロナの問題はあくまでキッカケに過ぎず日本の経済はとっくの前に破綻していた

それでもこの国のぬるま湯に浸かったボクらは、
スーパーに行けば食べるものには困らないと思っていたし、外食は深夜でも明け方でもこの国では開いているし、病院に行けばとりあえずお金がなくても診てもらえる。


日本人はここまでなってもまだ平和ボケから目を覚ますことなく
他人の上げ足ばかりを取るくせにそいつらが何とかしてくれるだろうと思っている



日本はどう足掻いても救われない

そういう事を言う人間はまた叩かれる

だけれどいい加減現実を直視した方がいい


春が来てもウィルスは突然いなくならないし
雪が降っても洗い流してはくれなし
ワクチンなんて今日の明日では開発されないし
早くコロナが終息してほしいと言ったところでもっと増える


神風は吹かない


60年前にも日本人は味わって涙を流したはずなのにまた同じことを期待してる


こう書いているとまるでボクはこの国がほんとに破綻してほしいのかと思われそうだが、飲食店を経営していてロックダウンになれば洒落にならないし本当に会社は潰れかねないしもちろんそんな事は望んでいない

だけれど現実は現実だ

どれだけ目を背けても起きる事は起きるしどうにもならないことも人生には多々ある

何も諦めろって言ってるわけじゃない

まずは現実から目を背けずに見て見ぬふりするのではなく直視するべきだ


理想と現実は違う

ある程度思い通りに生きてきた今の日本人にはわからないのかもしれない

1度全部無くなってみないと



お店や会社をやっている以上複雑な気持ちだ

ロックダウンになれば会社は潰れてしまうかもしれない
でもこのままではウィルスで身近な大切な人や自分だって生きれれないかもしれない

どうしていいかなんてわからない


だからこの国で生まれてこの国で育ってこの国が大好きな以上

この国が決めた事に従うまでだ

ロックダウンになればその中でどうして行くか考える
ならなければその時に出来る事を精一杯やる

だからせめてちゃんと強く決めて欲しい

決められたその中でできることをするのみ


傷付き打ちのめされボロボロになりもうダメだと思ってもボクらは目の前の道を進むしかないのだ最善の方法を見つけながら


それはまるで100mileレースに似ている
100mileレースの2日間前後には人生の縮図の様なものが詰まっている
良い時もあれば悪い時もあり
調子に乗れば後で痛い目を見る
苦しい時に粘れればまた良い時も来る
それがわかっていても上手くいかせることは難しい
だから面白い

ただ人生にはDNSもDNFもない
例え苦しさが増しても辞める時は死ぬ時だ





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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

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