家系ラーメン

10年前の成城で…
10年前にゴキゲン鳥を成城学園に出店した時に、今と比べて光も通さないほどブラックだったので、朝から焼き鳥仕込んで帰るのは夜中の3時、オープンの1週間でオニギリ2つしか食事ができなかった時代
そんな時にゴキゲン鳥の上の階に『武道家』って家系ラーメンのお店があった
あんまり家系ラーメン好きじゃないボクは好んで選ばなかったが、あまりに飯が食えなすぎて栄養不足で死にそうだったので、夜中ゴキゲン鳥を締める頃に頼んで下まで持ってきてもらってたw
その時に20歳そこそこで修行をしていた子がいたのだが、
なんとその子が10年の時を経て駒沢に自分で独立して家系ラーメンのお店を出していた

またしてもご近所w
こんな偶然あるかなと思うがあった
毎日、行列のできているこのラーメン屋さん
あんまり好んで家系ラーメン食べないボクだけどなんか10年前を思い出しながら食べたくなっちゃってたまに行ってる

いやぁ懐かしい味だ
彼の名は「岡本 龍」
だから、おか本なのか!!
龍家にすれば良かったのにw
チキン野郎のオープン1週間の時、10年前と何も成長してないボクはまたしても飯が食えなくて10年前と同じ動きをしていたから、10年前と同じことを彼に言ってみた
ボク「店までラーメン持ってきてよ」
龍くん「無理です」
ボクより彼のが成長してたw
家系ラーメンって本当に寝ないで仕事して朝の5時から店開けて、店の裏でタオルで湯切りの練習しているのか聞いたら、ほんとだって言ってたw
ボクも生まれ変わったらそんな職人な生き方をしてみたい
今の時代の若い子の大半はそんなことさせたら即辞める。何かを我慢して何かを得るということを知らない。
良いのか悪いのかわからないがそれが時代の変化なが事実
今の若者は困難にぶつかることを避けるのは上手くなった分、困難にぶつかった時に乗り越える術を知らない
だけれど人生で大事なのは困難にぶつからないことではなく、困難を打破する強い意志だ
大元の家系ラーメンの吉村実さんの様な真っ向勝負なギラギラした人生がやっぱりカッコいい