人生苦なくして楽なし〜長榮潔〜

遂に禁酒解禁!!!

2016/12/07
 
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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

 

長かった

 

とても長かった

 

こんなに長い道のりになるとは思わなかった

 

12時間ではなくこの3年間

 

その前の人生が思い返せないほどこの三年間は濃く長かった

 

 

「IRONMANで12時間切るまで酒を断つ」

 

そう決めたのはちょうどピッタリいまから3年前の12月年の暮れ

 

その年の忘年会を最後に僕は半年後のIRONMAN Cairnsを目指して禁酒をはじめた

 

長い人生からしたら半年ぐらい酒を断ってもいいだろうと思った

 

ほんの半年だけ、

人生本気で頑張ったことが金儲け以外ない僕が真剣に生きてみようと思った

 

まさかあの時三年もの苦行になることがわかっていたら僕は決断出来ずにいたかもしれない

 

挑戦した数IRONMAN9本

 

せっかく人生で死ぬまでにやりたいことをやれて完走できてるのに

 

そのゴールシーンは僕の描いていた嬉しさや感動など1つもなく

 

12時間を切るまではガッツポーズはしないと決めていたから

 

 

「またダメだったった…」

 

そんな想いだけだけの9回のゴールだった

 

 

 


 

 

もう約束してた人に謝るのも疲れた

 

一緒に飲みたいと言ってくれてた仲間は半ば僕を諦めかけた

 

その諦めは時に「この人なにトライアスロンばっかやってんだもっとやることあんだろ」そんな目にも変わった

 

僕ももう嫌だった

 

トライアスロン自体嫌いになりそうになったことさえあった

 

それでもやめずに続けたのは

 

人生でなにもかも諦めて

人生なんて生きるに値しないと思ってた僕が

 

 

これだけは続ける

 

そう決めたことだったから

 

 

思い返せば人生でなにかをやり遂げたことなんてない36年間だった

 

小学生の頃通わされたプールは親にバレない様にいつもサボっておもちゃ屋でミニ四駆万引きしてた

中学の時に唯一本気だと思ってたサッカーは2年生の時に教育実習の可愛い大学生とできちゃってそっちのが気持ち良くなってそっちに本気になってしまった

入りたくもなくて通った高校は3ヶ月で辞め

やっていた暴走族の真似事さえ中途半端に終わり

思い返せばやり遂げたことなんてひとつもなく

唯一ちゃんと卒業したのは強制的に入れられた少年院ぐらいだ

 

結果…強制的にやらされなきゃなにかを続けることもできない人生を36年間続けてきた

 

だから

走ることだけは続けようと思ってここ4年間ずっと続けてきた

 

ここで諦めたら僕の人生はまた諦めの連続になると思った

 

だから

 

絶対に諦めたくなかった

 

そして

頑固だと言われ

ただのくだらない意地だと罵られ

仕事をしてないと時に揶揄され

 

頑張るってなにかを貫き通すってこんなに辛く苦しいんだと思った

 

毎晩酒を飲んでただけの時は誰からも否定されなかったのに

 

まともな道を歩もうとすると沢山の否定と困難にぶつかった

 

それでもなんとか続けてこれたのは

 

否定する人と同時に諦めないで応援してくれてる仲間も沢山いたから

 

僕だって否定されれば辛く悲しい

 

なんでこんなに頑張ってるのにとも思うこともあった

 

少なくても

トライアスロンも沢山やった3年間だったけど

 

それを否定する奴らが、酒飲んでる時間と二日酔いになって人生無駄にしてる時間よりは費やしていない

 

だから貫いてやろうと思った

 

そしてやっと3年間の思いが報われた

 

 

IRONMANで12時間切り

 

やっと達成した

 

11時間36分

 

僕はこの数字を一生忘れない

 

ランとバイクだけは目標より5分遅れてしまったけどトータルで12時間切れて

 

僕はもちろん満足してる

 

タイムだけ見ると余裕ありそうだけど

 

 

スイムからずっと1分1秒でも早く行かなきゃと気が気じゃなかった

 

ランで4時間半残した時はまるで綱渡りが始まったみたいだった

 

もしも脚がつったら

もしも疲労骨折でもしたら

こんな時に限ってなにかあるかも

20㎞過ぎて脚が動かなくなったら

ペースが少しでも遅れるたびに焦った

 

もう泣きそうだった

神に祈らない僕が

 

「もういいだろう。3年間それなりに努力してやってきたんだ、これ以上苦しめないでくれよ」

と天を仰いだ

 

3年間の集大成のRUNぐらい楽しんで気持ちよく笑顔で走って終わらせたかった

 

だけどどのランナーより怖い顔して走ってたかもしれない

 

 

人生はその手で掴むまでなにがあるかわからない

 

僕が日頃口を酸っぱくして仕事で言ってる言葉だ

 

あんなに苦しく辛い42.195㎞は初めてだった

 

だけど足下のトラッカーを見る度に誰かが遠くでこのタイムを見ててくれてるかも

しっかり踏まなきゃ

そう思ってコナくそと言いながら踏んでた

 

そして脚が痛くても重くても歩かなかったのは

この半年の練習の方が辛かったから

 

それにこれ以上をまた繰り返さなきゃ行けないと思ったら

もう絶対無理だ

と思ったから絶対に終わらせたかった

 

 

そして僕の長い長い3年間の戦いは終わった

 

 

初めてのIRONMANでのガッツポーズ

 

 

 

 

 

 

でもきっとこの辛く苦しい3年間もいつかは良い思い出となり笑い話になるのだろう

 

人生はもっと長くもっと苦しいことがある

 

 

IRONMANになったら心の鉄人になれると思ってたけど

レース中の僕の心は鉄人とは程遠く

 

早く終わらせたい

脚が痛い

もうやだ

勘弁してくれよ

そんな悲痛な叫びばかりだった

 

でもこの心の鉄人への挑戦が少なからず人生の1つの成長に大きく貢献してることと信じたい

 

IRONMAN、ウルトラマラソン、サハラマラソン、四国八十八ヶ所巡礼、座禅会、毎朝トイレ掃除、ビジネススクール、富士登山、

 

酒を飲んでた頃には考えられないほど濃い沢山の挑戦をさせてもらった3年間だった

 

邪魔してきた人も応援してくれたみんなもどちらも結果必要で

こんな僕のことを本当にありがとうございました。

否定も肯定も全てひっくるめてなくてはならないもので受け入れ今後の人生の糧にします

 

 

IRONMANでの目標がこれで次はコナしかなくなりました。どうしたらここから1時間半も短縮できるのか想像できませんがまたそこまで

 

 

 

 

禁酒します!!!

 

 

 

 

 

 

嘘です。

 

僕の人生で禁酒は2度とありまそん〜
オーストラリアで気持ちよく乾杯と行きたいところなのですが、

実は訳あって最初の一杯の乾杯は

必ず君としようと約束してた会社の辞めてしまった子がいます

僕なんかと飲みたいと言ってくれてた彼に、「半年待て」と言って気づけば3年もかかってしまい、なんの相談ものれず、一緒に飲んで語ることもできないまま彼は辞めてしまいました

 

だからせめて最初の乾杯はその子と飲みたいと

 

 

 

 

 

でも長い三年に比べたらもうすぐそこです

 

 

そして

図に乗って僕が勘違いする前に言っておきます

 

12時間を切れないからIRONMANじゃないなんてことはない

 

IRONMANそれはそれぞれの己との在り方だと思います

 

完走することがIRONMANであり

去年の自分を越えることがIRONMANでもあり

中にはスロットを取れなくてはIRONMANでない人もいれば

優勝しなくちゃIRONMANでない人もいる

 

人にはそれぞれのIRONMANがあり

 

大切なのはそこで否定して世の中なんてこんなものだとやさぐれたり、

言い訳探して黙って突っ立てないで

一歩進むこと

 

その時点で君はもうIRONMANだ

 

 

僕にできたんだできない人なんていない

 

実は今年のはじめに地元の元怖い先輩からいい加減にしろと怒られた(35歳になって怒られるとは思わなかった)

 

お前と飲みたがってる会社の奴も何人もいるんだいい加減にしろ。年内で達成できなくてももう禁酒はやめろ。と言われた

 

だから僕には今回しかなかった

 

そしてその数日後に先輩に言われた

 

 

「成し遂げて雑音を黙らせろ」

 

この言葉が今年の僕を死ぬほど頑張らせてくれた原動力になった

 

たぶん僕の人生でこの3年間より頑張る踏ん張ることはないかもしれない残念だけど

 

また酒飲み始めたらいい加減で怠け者な僕が何度も顔を出すだろう

 

でも

その度に思い出すこの3年間を

そしたらきっともっと頑張れる気がするから

 

3年間の苦しさは言葉では表せないほどだ

そして沢山の人に迷惑をかけた

 

そんなことを思い返したら最後のIRONMANロードを歩む時は涙を堪えられなかった

 

でもこの3年間の辛かったこと苦しかったことが全部吹き飛ぶほど湧き上がる歓声は僕だけのもので

 

こんな僕でも主役になれた

 

 

 

 

 

だけど

YOU CAN DO IT

Because

I CAN DO IT.

一歩踏み出せその場から

 
2016.12.5 長栄潔

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2013年人生はじめてのトライアスロン(swim bike run)に挑戦 15歳以来運動とは無縁の堕落した世界を生きて来た僕が 世界三大タイトルの IRONMAN ultramarathon100㎞ DMSサハラマラソン に死ぬまでに1度挑戦して完走してみたいと覚悟した 1㎞走れなかった32歳の僕が途方もない挑戦をしながら 人生に社会に経営に家族に生きるということに本気で向き合っている ロクデナシの僕にできるんだ他にできない人なんていない  人生はequalだ 仕事も家族も遊びもバランスが大事

Comment

  1. 匿名 より:

    自粛でいろいろと見てます。

    初めまして。

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